2014年12月8日月曜日

森の実オブジェ作成体験教室開催しました。

今年度は年間を通して三内丸山縄文自然体験教室を開催していますが、その中の一つとして、
12月6日土曜日、森の実オブジェ作成体験教室が開催されました。


見本となるオブジェの多様さと、用意された木の実の種類の多さで皆さんはじめからおおいに盛り上がりました。
 


参加した幼稚園・小学生のお子様は、親御さんのそばで指導を受けながら作成をします。


慣れてきたら次々と新たな作品を作り出していました。









 
 
 
参加者の皆さんにとっては楽しい創作時間となったようです。
ご参加ありがとうございました。

次回は1月18日(日)、草木染め体験教室を開催します。

2014年7月29日火曜日

八甲田ロープウェー帰化植物除去作業を開催しました。

7月26日土曜日、八甲田ロープウェー山頂駅周辺にて、
帰化植物の除去作業を行いました。

今年で3年目のこの活動。
20名の参加者が作業に協力してくださいました。

除去する植物は

セイヨウタンポポ
ヘラオオバコ
ツボミオオバコ
シロツメクサ
エゾノギシギシ
ヒメジョオン
ブタナ
コウリンタンポポ

です。
特にタンポポやオオバコ類はとても多いので作業しがいがあります。

説明の後、さっそく作業です。
















皆さん集中して作業してくださいました。
















普段から森に入って作業している人、造園緑化関係の人から
山のガイドさんまでそれぞれの立場の人が参加してくださっています。

常連の方が多いのですが、はじめての方も数組いらしたので、
申し込んだきっかけをきいてみました。

すると、
今まで山や自然が好きで、いつも楽しませてもらっていたけれど、
自分も何か自然のためにできないか、と思って参加してみた、
という言葉がかえってきました。
素晴らしいですね!

主催者である八甲田ロープウェー株式会社様の
八甲田の美しい自然を残していくため、
できるだけ継続していきたい、という想いが形になったこの企画。

来年も開催する予定です。
関心のある方はぜひ!


余談ですが、八甲田ロープウエーでの景色は最高です。
天気がよい日の陸奥湾を臨む景色です。




2014年7月22日火曜日

三内丸山の植物で草木染め

7月13日(日)、三内丸山遺跡内にある縄文時遊館にて、
第1回目の草木染め体験教室を開催しました。

当日は、開催に協力くださった方々が多く参加してくださいました。
草木染め大好き!な経験者から、興味があったの!という初心者まで様々。
















染める植物は、6月に採集した「アカソ」「ブタナ」「ヨモギ」。
 


 

 
開催日前に実験した結果、生よりも乾燥させたほうがより色がでることがわかったため、
事前に乾燥させておいたものを使用しました。
もちろん、採集場所は三内丸山植物園とその周辺です。

今回使用した植物は三内丸山だけでなく、
どこでも採集できるのであまり珍しさはないかもしれませんが、
身近にあるもので染められる楽しさを体験してもらいました。

特にブタナは近年生育範囲を広げていますので、
大いに使わせてもらう価値はありそうですね。


今回は木綿のハンカチを染めるため下準備が必要でした。
苛性ソーダ等を使用した下処理からはじまりました。
同時に植物の染液作りです。


 
できあがった染液。

アカソ
 
ブタナ
















ヨモギ
















1人1枚のハンカチの割り当てのため、どの植物で染めたいか希望を聞いた
ところ、断然「アカソ」が一番でした。
赤い色がなんともいえない魅力かもしれません。

染液に入れてから30分、染液に入れ続けます。
箸で空気に押し込みながらの作業があるので根気が必要です。
皆さんもくもくと続けていましたので、意外と楽しかったのかもしれません。
 





染め1回目が終了しました。

アカソ

ブタナ



ヨモギ



次は媒染液を入れてもう一度。

終わったら洗って次は色止めのためのソーピング液につける作業。
ここでの作業はお子さんに大好評でした。
手袋をつけて、液に染め続ける作業。楽しかったかな。
笑顔がいいですね。

最後に充分に洗って完了です。

今回はお子さんの参加が2組あり、
興味深々な姿に私達大人の気持ちが和みました。
鍋が大きすぎて、小学生には見えずらい位置になってしまったのが反省点。
もっと気軽に見れて体験できるように工夫できたら、と思います。


草木染めは待ち時間が長いので心配でしたが、
草木染めの本を読んだり、草木染め談義をしたり、おしゃべりを楽しんだり、と
皆さん思い思いに過ごしてくださいました。ありがとうございました。


できあがりの一部をご紹介します。
シンプルなのも素敵ですが、
染める前にゴム等でしばるとユニークな模様が。
オリジナルなハンカチのできあがりです。







秋も草木染め体験教室があります。

9月7日(日)草木染めの染材収集 
  
 染める植物を探して集めます。
  染めるものという観点で植物を観察すると新たな発見があるかもしれません。

10月25日(土)草木染体験教室
  9月に集めた植物をもとにして、草木染めを行います。
  秋ならではの染物ができるかもしれません。

1月18日(日)草木染め体験教室
  三内丸山遺跡のシンボル六本柱の樹皮を使ってクリ染めを行います。
  めったにない染材です。


お申込みは
NPO青森県樹木医会 aojyumokui@gmail.com
に、住所・氏名・年齢・男女別・電話番号を明記の上ご連絡ください。


  


2014年6月18日水曜日

大星神社シダレザクラ土壌改良

6月14日(土)、青森市妙見にある大星神社シダレザクラの土壌改良を行いました。
 
 
 
 この作業は、10数年以上当会会員とシダレザクラを見守ってきた市民の方々で
毎年行っているものです。

今年は17名で土壌改良を行いました。

大星神社には樹齢350年のシダレザクラのほかに、
シダレザクラが9本ほどあります。

今回は9本のシダレザクラのうち2本をメインに作業をおこないました。
(樹齢350年のシダレザクラにも軽く土壌改良とお礼肥をしています。)

土壌改良は、根元から1m程度離れた場所を丁寧に掘り起こし、
掘り起こした土に有機質改良剤と活性炭を混ぜこむ、という地道な作業ですが、
みなさん、わいわいと会話をしながらの作業で活気にあふれていました。


天気が心配でしたが、作業の間はほとんど雨がふらず、かつ涼しく、
と快適な天気になってくれました。

来年も行う予定ですので、興味のある方は来年ぜひご参加ください!





2014年6月10日火曜日

縄文植物園管理体験講座を開催しました。

HPのほうには紹介していましたが、
今年度、三内丸山遺跡にて三内丸山応援隊の協力を得ながら
自然体験教室を開催しています。
(詳細は 青森県樹木医会HPをご覧ください。)

6月8日日曜日は、敷地内にある縄文植物園の管理と
来月開催する染物教室に使う染材収集を行いました。

リピーターさんが半分、染物が好きで参加してくれた初めての方が数名、
という参加者構成で、作業開始です。

「縄文植物園」という名前はありますが、実際はほとんど機能しておらず、
言われないとわからない場所にあります。

三内丸山遺跡に行かれたことがある方は、遺跡の反対側の広場の奥、
といったらわかるでしょうか。
 遺跡にいかずに、広ーい広場をずーっと歩いていくと、林の手前に
立ちならぶ棚と植栽木の空間が。そこが縄文植物園になります。


よくみると縄文文化にゆかりがある、
ヤマブドウ、オニグルミ、クルミ、トチノキなどが植栽されています。

今回は、棚にからまるヤマブドウ、サルナシ、アケビの蔓類の管理を行いました。

枯枝を取り除き、必要な場所は剪定し、草を抜き、肥料をやります。

皆さん一生懸命働いていました。

途中、染物の材料になるアカソを見つけたので、
収集することにしました。
アカソは、葉と、茎の表皮の部分が染めるのに適しているのだそうです。
作業がミズの筋剥きに似ていますね。

作業の帰り道、外来種であるブタナの花も採取しました。
黄色い色の染物として使える、ということでしたが、
採取しているとくしゃみがとまらず、、、鼻炎持ちの方がマスクが必要ですね。



ブタナは採れたてを染めるそうですが、乾燥でも染めることができるか実験することになりました。

乾燥させて、来月の染物教室に挑みます。

次回開催は、7月13日(日)。

縄文遺跡周辺で採れた植物を使って、染物体験をたのしみませんか。
 

詳細はこちら↓
http://aojyumokui.sakura.ne.jp/kusakizome.pdf
(青森県樹木医会のHPにリンクしているpdfファイルです。)