2015年8月17日月曜日

縄文夏祭りにて昆虫教室開催しました。

8月16日、三内丸山遺跡の縄文夏祭りの一貫として昆虫教室を開催しました。
今年は昨年と違い、例年通りの縄文時遊館主催の企画での開催です。

講師は虫博士の今 純一 樹木医です。

昆虫の採り方を教わった後は、屋外に出て採集です。
この教室に参加するだけあって、皆昆虫が好きな子供達ばかり。
意気揚々と捕虫網を使って走り回ります。

1時間程採集したら、教室に戻って標本作りです。
採集したばかりの虫は、すぐに標本にせず持ち帰ってもらい、
あらかじめ用意したものを標本とすることにしました。

説明の後、発砲スチロールで作った展翅・展足板に虫を固定していきます。
要領を覚えすぐに習得していきました。

乾燥させたら標本箱に入れて完成です。
今回の体験で、実際に自宅でも標本づくりができるようになればと思います。

今年はトンボをはじめ虫が少なく、子供達がとてもワクワクするような出会い
をあまり作ることができませんでした。

今回のような事態に備えて何か対策をとっておかねばというのが、講師・スタッフの反省です。

縄文時遊館の毎夏恒例イベント「昆虫教室」。
ご興味のある方は来年の夏をお見逃しなく。


2015年7月31日金曜日

7月のイベント報告(八甲田ロープウェー帰化植物除去作業)

続けて7月に開催した催しの報告です。

7月は
・八甲田ロープウェー帰化植物除去作業
を開催しました。


【八甲田ロープウェー帰化植物除去作業】

7月11日(土)、快晴の中で27名の参加者が集まっての開催となりました。

八甲田ロープウェー株式会社様に賛同し、当会は協賛という形で開催している

この企画も6年目になるとのこと。

これまでの背景やこれからの展望についてお話をいただき、

ロープウェー山頂駅で作業開始です。

岩木山も綺麗に見える景色を楽しみながらの作業になりました。

セイヨウタンポポ、ツボミオオバコ、ヘラオオバコ、ハルジョオン等を見つけ次第、

根ごと掘り起こし袋に入れていきます。

約1時間半程度の短い作業でしたが、皆さん集中して作業していかれました。

終わった後は、カレーの昼食を食べて解散です。

皆様、ご協力ありがとうございました。



※6月開催の大星神社シダレザクラ土壌改良と巨樹古木観察会の
報告はこちらをご覧ください。
http://aojyumokui.blogspot.jp/2015/07/6.html

6月のイベント報告(大星神社シダレザクラ土壌改良及び巨樹古木観察会)

ご報告が大変遅くなりましたが、
6月、7月に開催しました3つの催しのご報告です。

まずは6月の報告をいたします。

6月の開催イベントは
・大星神社シダレザクラ土壌改良
・巨樹古木観察会
でした。


【大星神社シダレザクラ土壌改良】

6月13日(土)、雨が心配される中、参加者中9割がベテランという
頼もしい面々がそろっての開催となりました。

大星神社にはシンボルとなるシダレ
ザクラがありますが、それ以外にも
10本程のシダレザクラが存在します。
よって、これまではシダレサクラ全体の
土壌改良を実施してきましたが、
今年は、シンボルツリーが衰退している傾向がみられたたため、今回はこちらを優先させて作業を実施することにしました。

ベテラン勢だけあって、
昨年よりも人数が少ないにも関わらず、
スムーズに土壌の掘削が進みました。

約2時間半の短い時間ではありましたが、
安定した流れでの作業となりました。
皆様、ありがとうございました。









【巨樹古木観察会】

今年は、板柳町、鶴田町、つがる市、五所川原市の北津軽地方をまわりました。
6月28日(日)。当日は、雨の上冷え込むという悪天候の中での開催になりましたが、
樹木が好きで毎年楽しみに参加される方もいらっしゃり、アットホームなバスツアー
となりました。

青森県はイチョウの巨樹古木が多いことで有名ですが、
板柳町は特に雌木のイチョウが多い地方です。
町内一番の幹回515cmの小幡八幡宮のイチョウをはじめ
観察したイチョウは全て雌木という面白い体験をしながら、

トチノキ、ハルニレ、シナノキ、フジ、クロマツ、ヌマスギなどを
観察しました。













県指定天然記念物の妙堂崎のモミ(トドロッポ)では、
土地所有者の方からの了解を得て、
近くで観察することができました。
大枝折れが何本かみられ、衰退が懸念されます。














寒い雨の中での1日でしたが、最後は笑顔で締めました。
皆様、ありがとうございました。



2015年6月8日月曜日

巨樹・古木観察会開催のお知らせ

今年度はじめてのブログになります。
樹木の緑が色濃くなる季節、いくつかのイベントを開催します。
そのうちのひとつが、巨樹・古木観察会です。

今年は、板柳町、鶴田町、つがる市、五所川原市の北津軽の巨木達に会いに行きます。
バスツアーですので、体力に自信のない方でも大丈夫です。
ご都合のつく方はぜひ、ご参加ください。

北津軽の巨木と語ろう!巨樹・古木観察会

開催日:平成27年6月28日(日)

集合時間・場所:
合浦公園(国道側駐車場)8時30分
青い森公園(県庁北棟向い)8時45分
道の駅なみおか 9時20分

参加料;3,500円(保険・バス代含む)
 ※当日お支払いただきます。

定員:30名(先着) 
 ※申し込み締め切り6月25日(木)必着

観察スケジュール:

※観察場所は都合により変更になる場合があります。

夕顔関八坂神社のトチノキ(板柳町) 
 
→ 常海橋駒田八幡宮のイチョウ(板柳町)

→ 愛岩神社のハルニレ(板柳町) 
 
→ 小幡八幡宮のイチョウ(板柳町)
 
→ 浄林寺のシナノキ(鶴田町)
   
→ 妙堂崎のモミ(トドロッポ)(鶴田町)

→ 尊殿堂の三本藤(つがる市森田) 

→ 銀杏ヶ丘公園のイチョウ(つがる市木造) 

→ 千代の松(つがる市木造) 

→ 菊ヶ丘運動公園のヌマスギ(五所川原市) 


持ち物・緒連絡:
・バスが入れない場所は5~10分程歩きます。歩ける服装でお越しください。

 ・雨具等は各自でご用意ください。

 ・昼食休憩場所は道の駅つるたです。昼食は各自で準備するかレストランをご利用ください。
(お席予約してます。)


お申込みは、氏名・住所・年齢・男女別・連絡先・集合場所を記入して、
ハガキ・FAX・メールにて青森県樹木医会まで。
 
 
039-3501 青森市大字浅虫字坂本9-33  
NPO法人 青森県樹木医会
FAX:017-737-5861
Email:aojyumokui@gmail.com
 
 
 
 
 




 
 




 
  







2015年2月18日水曜日

縄文クッキー作り教室開催しました。

2月15日日曜日、三内丸山縄文時遊館体験工房にて縄文クッキー作り教室を開催しました。

当日は同館で縄文冬まつりが開催されていたこともあり、参加者も定員の30名以上になりました。

どんぐり粉自体がはじめての方が多く、興味深々で教室スタートです。

どんぐり粉に小麦粉とはちみつを混ぜた現代風のクッキーですが、
混ぜると色がチョコレート色に。

粘土みたい!と皆さんおもいおもいに形を作っていました。
ウルトラマンにする!という男の子から


とてもきれいに作る女の子や


商品として販売できるほどの完成度で仕上げる方と、沢山の才能が発揮されました。


前日がバレンタインデーだったこともあり、ハート型に成形する方もいました。

上にのせるトッピングは、
干しブドウ、あわ、そばの実、えごま、ごま、おにぐるみでした。
現代風縄文トッピング、といったところでしょうか。
 

出来上がり。

噛めば噛むほど味がでる素朴なクッキー。
縄文人はどのようにして食べたのでしょうか。
青森県内にあるどんぐり(ミズナラ、コナラ、クヌギ、カシワ)は渋があるので、
アクを抜いてからの作業は手間がかかったことでしょう。

こねる→かたちをつくる作業は各々の個性が発揮される時間でした。
参加者の皆様も「楽しかった!」といって帰っていかれました。

ご参加ありがとうございました。

平成26年度三内丸山縄文自然体験事業は今回で終了です。

三内丸山遺跡でこれまで活動してきた自然体験教室をまとめた
日本年賀寄付金の助成事業でしたので、4月からは通常の活動に戻りますが、
何か開催する時には告知させていただきます。

またのご参加をよろしくお願いいたします。









2015年2月3日火曜日

1月18日草木染め体験教室を開催しました。

1月18日、草木染め体験教室を開催しました。
今回は、三内丸山遺跡六本柱のクリ樹皮を使っての草木染めです。

講師は、当時六本柱の建立に関わった斎藤樹木医です。
柱の材料となった背景等を説明した後、


いよいよ草木染の開始です。
今回は3種類の媒染を使います。
上から錫、銅、鉄
 

参加者の皆様に好みの色を選んでいただきました。

今回染めるハンカチは木綿のため、下処理から行います。
同時に染液も煮出していきます。
クリの染液は比較的出やすく、ハンカチの下処理を行っているうちに
ちょうどよい濃さになりました。


 

媒染が3種類あるので、それぞれの媒染毎に鍋を分けて、
染色のスタートです。


ハンカチが外にでないように箸で押さえること30分。
地道な作業が続きますが、皆さんその時間をおしゃべりや講師への質問等で
思い思いに過ごしてくださいました。



30分すぎたら、今度は媒染液を入れて再度同じことを30分。
今回の媒染は、鉄、銅、錫です。
媒染液を入れると色が変わって皆さんびっくりされていました。

 
30分過ぎたら、今度はソーピング剤に入れて色の定着をします。

やっと完成です。
染める前にゴムでしばりを入れた方は、個性あふれる模様が生まれていました。



今回はノリがよい方が多く、作業後もとても楽しげでした。

参加者の皆様、長時間お疲れさまでした。

次回は、2月15日日曜日、どんぐりクッキー作り教室です。
三内丸山遺跡での年間行事はこれで最後になります。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
詳細はこちら→