2015年2月18日水曜日

縄文クッキー作り教室開催しました。

2月15日日曜日、三内丸山縄文時遊館体験工房にて縄文クッキー作り教室を開催しました。

当日は同館で縄文冬まつりが開催されていたこともあり、参加者も定員の30名以上になりました。

どんぐり粉自体がはじめての方が多く、興味深々で教室スタートです。

どんぐり粉に小麦粉とはちみつを混ぜた現代風のクッキーですが、
混ぜると色がチョコレート色に。

粘土みたい!と皆さんおもいおもいに形を作っていました。
ウルトラマンにする!という男の子から


とてもきれいに作る女の子や


商品として販売できるほどの完成度で仕上げる方と、沢山の才能が発揮されました。


前日がバレンタインデーだったこともあり、ハート型に成形する方もいました。

上にのせるトッピングは、
干しブドウ、あわ、そばの実、えごま、ごま、おにぐるみでした。
現代風縄文トッピング、といったところでしょうか。
 

出来上がり。

噛めば噛むほど味がでる素朴なクッキー。
縄文人はどのようにして食べたのでしょうか。
青森県内にあるどんぐり(ミズナラ、コナラ、クヌギ、カシワ)は渋があるので、
アクを抜いてからの作業は手間がかかったことでしょう。

こねる→かたちをつくる作業は各々の個性が発揮される時間でした。
参加者の皆様も「楽しかった!」といって帰っていかれました。

ご参加ありがとうございました。

平成26年度三内丸山縄文自然体験事業は今回で終了です。

三内丸山遺跡でこれまで活動してきた自然体験教室をまとめた
日本年賀寄付金の助成事業でしたので、4月からは通常の活動に戻りますが、
何か開催する時には告知させていただきます。

またのご参加をよろしくお願いいたします。









2015年2月3日火曜日

1月18日草木染め体験教室を開催しました。

1月18日、草木染め体験教室を開催しました。
今回は、三内丸山遺跡六本柱のクリ樹皮を使っての草木染めです。

講師は、当時六本柱の建立に関わった斎藤樹木医です。
柱の材料となった背景等を説明した後、


いよいよ草木染の開始です。
今回は3種類の媒染を使います。
上から錫、銅、鉄
 

参加者の皆様に好みの色を選んでいただきました。

今回染めるハンカチは木綿のため、下処理から行います。
同時に染液も煮出していきます。
クリの染液は比較的出やすく、ハンカチの下処理を行っているうちに
ちょうどよい濃さになりました。


 

媒染が3種類あるので、それぞれの媒染毎に鍋を分けて、
染色のスタートです。


ハンカチが外にでないように箸で押さえること30分。
地道な作業が続きますが、皆さんその時間をおしゃべりや講師への質問等で
思い思いに過ごしてくださいました。



30分すぎたら、今度は媒染液を入れて再度同じことを30分。
今回の媒染は、鉄、銅、錫です。
媒染液を入れると色が変わって皆さんびっくりされていました。

 
30分過ぎたら、今度はソーピング剤に入れて色の定着をします。

やっと完成です。
染める前にゴムでしばりを入れた方は、個性あふれる模様が生まれていました。



今回はノリがよい方が多く、作業後もとても楽しげでした。

参加者の皆様、長時間お疲れさまでした。

次回は、2月15日日曜日、どんぐりクッキー作り教室です。
三内丸山遺跡での年間行事はこれで最後になります。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
詳細はこちら→